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診療のご案内
やまもと皮膚科漢方クリニック やまもと皮膚科漢方クリニック
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皮膚科で扱う主な疾患

にきび

“にきび”の、正式名称は“尋常性痤瘡(じんじょうせいざそう)”です。
“にきび”の主な原因は以下の3つがあげられます。
  • 皮脂分泌の促進
  • 毛穴の閉塞
  • 毛包内でのアクネ菌の増殖
一つ目が、アンドロゲンの影響による皮脂分泌の亢進です。
アンドロゲンは男性ホルモンおよびこれと同じ生理作用をもつ物質の総称で、アンドロゲンが多く分泌されると、皮脂腺が増大し、皮脂分泌が亢進します。
二つ目が様々な要因による毛孔の閉塞です。
毛穴における角化細胞増殖や角化異常、脂質構成の変化などの複数の要素が重なり毛包が閉塞します。
このため皮脂が皮表から排出されずに貯留していきます。
いわゆる“白にきび”の状態です。
三つ目が毛包内でのアクネ菌の増殖です。
アクネ菌は酸素が少ない場所を好み皮脂を栄養分としていますので閉塞した毛包内はアクネ菌が増殖しやすい場です。アクネ菌は細菌性リパーゼや好中球走化因子などを産生します。細菌性リパーゼは中性脂肪を分解し、遊離脂肪酸を産生します。遊離脂肪酸は毛包壁の炎症や破壊に関与します。好中球走化因子は好中球を遊走させます。好中球が活性酸素やライソソームなどの起炎物質を生じて毛包壁を破壊し、炎症が波及していきます。いわゆる“赤にきび”の状態です。さらに炎症がすすむと膿疱が形成され、いわゆる“黄にきび”の状態になります。
以上のような原因で“にきび”が増大していきます。一度、炎症が起きると瘢痕が形成される可能性がありますので、早期治療をおすすめします。

口唇ヘルペス

口唇ヘルペスは、単純ヘルペスウイルスが原因の感染症です。口唇ヘルペス初感染の約90%が臨床的な症状のない、いわゆる不顕性感染ですが、その後一生涯にわたって三叉神経節に潜伏感染します。紫外線、感冒やストレスなどによる細胞性免疫の低下が引き金となって神経節細胞の中でウイルスが再活性化し、神経節から知覚神経をとおって口唇周囲皮膚でウイルスが増殖することによって水疱などの症状が引き起こされます。

ロ唇ヘルペス再発型の特徴は以下のようなものがあります
  • 口唇と皮膚の境界部に好発する。
  • 前駆症状としてピリピリ、チクチクした違和感、熱感、そう痒感などが出現する。
  • その後、口唇や口囲に数ミリ大の小水疱が出現する。
  • 水疱はときに膿疱化し、次第に“びらん”や“かさぶた”を形成して、7〜10日で治癒する。
  • 全身症状を伴うことは稀であるが、所属リンパ節腫脹を認めることがある。
ロ唇ヘルペスには以上のような臨床的特徴があります。当院では、こじらせないためにもウイルスの増殖をおさえる内服薬や外用薬による早期治療をおすすめしています。

帯状疱疹

帯状疱疹は、水痘・帯状疱疹ウイルスが原因の感染症です。
初めて水痘・帯状疱疹ウイルスに感染した場合は水ぼうそうとして発症します。
水ぼうそうが治癒したあと、水痘・帯状疱疹ウイルスは体内の神経節に潜伏します。
加齢、過労やストレスなどが引き金となって免疫力が低下すると潜伏していたウイルスが再活性化し帯状疱疹を発症します。
水痘・帯状疱疹ウイルスは主に免疫の低下に伴って、再活性化し、神経節に沿った皮疹と神経障害に伴う痛みを生じます。
とくに皮膚症状が治った後に長期間にわたって残存する痛みを帯状疱疹後神経痛とよびます。
帯状疱疹後神経痛は長期間にわたって続く場合があり、痛みのために睡眠障害をひきおこすなどQOL(生活の質)の低下を招きますので、早期治療が大切です。

粉瘤(アテローム)

粉瘤(アテローム)は一般的に”脂肪のかたまり”とよく言われますが、実際は脂肪ではなく、”アカ”が貯まっています。
皮膚の下に袋状の構造物ができ、本来皮膚表面からでるはずの”アカ”が袋の中にたまって徐々に大きくなります。
そこへ、”ばい菌”が入ると、化膿して真赤になり痛みを伴ったり、袋が破れて膿や中の”アカ”がでたりします。
当院では粉瘤に対して以下のような手術加療を行なっております。
いずれも日帰り手術で、基本予約制ですが、切開、排膿術は当日でも可能です。
  • 切開、排膿術
    発赤、疼痛が強い場合は、最小限の切開で内部にたまっている膿を速やかに排出します。
  • 全摘手術
    炎症がない場合に傷跡ができるだけ目立たないよう最小限の切開で、袋ごと切除します。傷跡ができるだけ目立たないように縫合します。
  • くりぬき法
    顔面など術後の傷跡を最小限におさえたい場合に円形のメスを用いて行います。術創部は、にきび痕のようになります。
以上のような治療法があります。粉瘤は、良性のできものですので、基本的には経過観察でよいと考えますが、何度も炎症を起こしたり、巨大化することもありますので、ある程度以上の大きさになったものや、気になる方は切除をおすすめします。

脂肪腫

脂肪腫は皮膚の下に脂肪細胞が増殖してできた良性のできものです。
良性のできものですが、徐々に大きくなって神経を圧迫して痛みをもたらすことがあります。
当院での治療法は以下のとおりです。
  • 皮膚エコーで形状や深さ、内部血流の有無などを調べます。
  • 当院で切除可能であれば当院で手術を行います。(完全予約制です)
  • 大きいものや脂肪腫以外のものが疑われた場合、関連病院へ紹介することがあります。
脂肪腫は、良性のできものですので、基本は経過観察となりますが、大きくなると痛みをきたすことがあります。また、皮膚の下にできるできものは、脂肪腫以外にもありますので、まずは皮膚科受診をおすすめします。

円形脱毛症

円形脱毛症は、コイン状に脱毛斑ができる病気です。単発にできたり、多発したり、それらが合わさったりして、頭全体に拡大することがあります。また、全身の毛が抜ける場合もあります。
円形脱毛症の特徴は以下のようなものがあげられます。
  • 円形脱毛症の原因は、成長期の毛包がリンパ球の攻撃をうけて壊されることにある。ただし、なぜ毛包がリンパ球の攻撃をうけるのかですが、よくわかっておりません。現在では、自己免疫性疾患の一つとも考えられています。
  • ストレスは原因ではなく、発症の誘因となる可能性があるよく精神的ストレスが原因と言われますが、因果関係はありません。ただし、発症の誘因となる可能性はあると考えられています。
  • 遺伝的な要因が関係している円形脱毛症になりやすい遺伝的な要因があります。また、アトピー性皮膚炎や甲状腺疾患などと円形脱毛症は合併しやすいといわれています。
以上のような特徴があります。
円形脱毛症の治療はステロイド外用や、SADBE外用(かぶれを人工的におこす方法)、紫外線照射療法などが行われます。
難治の場合は、ステロイドパルス療法や内服などが行われます。
通常治療を行っても効果が乏しい場合に、当院では、漢方治療を積極的に併用しております。
漢方薬が有効であった症例も多数ありますので、あきらめずに治療を継続しましょう。

陥入爪(かんにゅうそう)/巻き爪

陥入爪は、爪の側縁の先端が皮膚に食い込んで、炎症をおこして腫れて赤くなり、痛みを伴う病気です。
陥入爪の原因は、外傷や爪の縁を切りすぎておこる場合が多いです。
一方、巻き爪は、爪が内側に巻くように変形した状態で、悪化すると爪の下の皮膚を挟みます。
巻き爪の原因は、幅の狭い靴やハイヒールなどによる外力や、外反母趾などの足の変形等が挙げられます。また、加齢や骨折などにより、歩かなくなると悪化します。
陥入爪と巻き爪は、しばしば合併します。
当院で施行している陥入爪の治療は以下のようなものがあります。陥入爪の治療は保険適応ですが、巻き爪の治療は自費になります。
  • 外用療法:過剰肉芽(盛り上がった赤い部分)がある部位に、外用薬を使用します。
  • テーピング法:テープで、痛みのある爪の側縁に一方を固定し、らせん状に回して固定します。
  • ガター法:麻酔をした後に、突き刺さっている爪の下にチューブをいれて疼痛を緩和します。
  • 人工爪:
    麻酔をしたあとに突き刺さっている爪の下にフィルムをあてがい、レジンを用いて人工的な爪を作成します。当院で施行している巻き爪の治療は以下のようなものがあります。(巻き爪の治療は自費治療になります。)
  • ワイヤー法:
    形状記憶ワイヤーを爪の先端にいれて巻き爪を治療します。通常は、麻酔なしで施行します。
  • コレクティオ:
    爪の根元の両側縁にフックをかけてそれを中央に引っ張ることで巻き爪を治療します。通常は、麻酔なしで施行します。
以上のような治療を行っております。上記の治療で改善することがほとんどですが、治らない場合は、フェノール法(爪の側縁が生えなくなるようにフェノールで腐食する)などの適応があるかどうか、関連病院へ紹介することもあります。

しもやけ

しもやけは、正式には”凍瘡(とうそう)”という病名です。
しもやけは、冬に温度差により血行が悪くなることで発症します。好発部位は、手足の指先、耳たぶ、鼻などです。症状は、赤く腫れ、痒みや痛みを伴う場合があります。ひどいときは、水ぶくれを起こすこともあります。
膠原病という病気でしもやけと似た症状をきたす場合があります。膠原病であれば内科的な精査も必要となります。膠原病かどうかは、血液検査である程度わかりますので、毎年、しもやけになる方や症状の強いかたは一度ご相談ください。
しもやけの治療に以下のようなものがあります。
  • 外用薬:血流を改善するようなビタミンE入りやヘパリン類似物質などの外用薬を用います。また、炎症を起こしている部分にはステロイド外用薬を使用します。
  • 内服薬:ビタミンEの内服薬が一般的に行われます。
以上のような治療があります。
上記のような標準治療を行っても、しもやけになる方がおられます。
その場合、手足の先端をあたためるような漢方薬が有用ですので、当院では積極的に用いております。また、自費になりますが、あたたまってしっとりする当院オリジナルの漢方入浴剤も院内で販売しておりますので、ご興味のある方は一度ご相談ください。

白斑(はくはん)

白斑は、正式には尋常性(じんじょうせい)白斑(はくはん)とよばれ、俗に”白なまず”とも言われます。
皮膚にはメラニン色素を産生するメラノサイトとよばれる色素細胞が分布していますが、白斑は、なんらかの原因で、そのメラノサイトが減少・消失する病気です。
白斑には以下のような型があります。
  • 非分節型:神経支配領域と関係なく生じます。この中に汎発型、全身型や指趾顔面型などがあります。
  • 分節型:神経支配領域に一致して片側に生じます。
  • 未分類型:限局性に1箇所のみに生じるもので、限局型や1病変のみの粘膜型が含まれます。
白斑の原因は先天的なものと後天的なものにわけられます。後天的な原因として以下のようなものがあります。
  • 自己免疫性
  • 酸化ストレスなどによるメラニン産生の障害
  • 薬剤、化学物質などによるメラノサイトの障害
  • 感染症(梅毒など)
以上のように白斑は様々な原因で起こります。
尋常性白斑の治療は以下のようなものがあります。
  • ステロイド外用
  • 免疫抑制剤外用
  • 活性型ビタミンD3外用
  • 紫外線療法
  • 吸引水疱蓋表皮移植術(SBT)、ミニグラフト
  • カバーマーク
当院では上記の治療のうち、各種外用療法や紫外線療法を行っております。
また、標準治療ではありませんが、漢方薬を併用する場合もございます。
漢方薬での治療をご希望の方はご相談ください。

アトピー性皮膚炎

痒みを伴う皮膚炎が、慢性的に経過する病気です。
アトピー性皮膚炎の原因として以下のようなものがありますが、単独ではなく様々な要因が複雑に絡み合って発症します。
  • 皮膚バリア機能の異常:遺伝的な要因で皮膚バリア機能が弱い場合は、皮膚が乾燥しやすかったり、外からアレルギー原因物質の侵入をうけやすかったり、ちょっとした刺激で痒みがでたりします。
  • アレルギー:ダニ、ほこり、花粉などのアレルギーがある場合は、それにより皮膚が炎症をおこし、痒みをもたらします。
  • そう痒による掻破:上記のような原因やストレスなどの心因的な理由(掻くと気持ちいい)で掻いていると、皮膚のバリア機能がさら低下し、アレルギーの原因物質の侵入させてしまい、さらに痒くなります。
アトピー性皮膚炎の原因には上記のようにさまざまな要因が関連していますので、一つの原因だけ対処しても治らず、難治となるケースも見受けられます。
まずは、しっかりと診断するために、可能な限りの原因検索が重要です。
アトピー性皮膚炎の主な治療は以下のようなものがあります。
  • 保湿
  • ステロイド外用
  • タクロリムス外用
  • 抗アレルギー薬内服
  • シクロスポリン内服
  • 紫外線療法
  • デュピクセント(生物学的製剤)皮下注射
  • 心身医学的療法
  • 漢方薬内服
以上のような治療法があります。
当院では、標準治療をまずは行なっております。 標準治療でいい状態を維持できる場合も多いです。
しかし、上記のようにアトピー性皮膚炎には様々な原因があるため、標準治療を受けても、なかなか治りにくい方も少なからずおられます。
当院では、そういった難治な患者さまに積極的に漢方治療を行っております。
漢方治療のメリットは以下のようなものがあります。
  • 西洋薬にくらべて副作用が少ない。
  • 一剤でさまざまな効能が期待できる。(保湿、抗炎症、抗菌、リラックス効果など)
  • 皮疹だけでなく他の症状も改善する(便秘、倦怠感、冷え性、むくみ、月経痛など)
漢方治療のデメリットは以下のようなものがあります。
  • 苦くて飲みにくい漢方薬もある。
  • まれだが、副作用(肝機能障害、低カリウム血症、むくみ、血圧上昇など)がある。
ちなみに漢方薬は「値段が高いのでは?」と言われる方がおられますが、当院では煎じ薬も含めて保険診療が中心ですので、「思っていたより安い」とよく言われます。
アトピー性皮膚炎で漢方薬を希望される方は一度ご相談ください。

蜂窩織炎(ほうかしきえん)

皮膚にできた小さなキズから細菌が皮下に侵入し、赤み、熱感、腫れ、疼痛などを引き起こす病気です。
水虫のびらん面から発症する場合が多いです。
以下のような場合に起こりやすいです。
  • 水虫がある。
  • 糖尿病がある
  • 免疫をおさえる薬(ステロイドなど)を使用している
当院では、早期で軽症の場合は抗菌薬の内服で加療いたします。中等症〜重症の場合は、入院加療を要することもありますので連携施設へ紹介いたします。
また、細菌の種類によっては壊死性筋膜炎やガス壊疽など緊急手術をしないと命に関わる病気と鑑別を要する場合がありますので、早期の皮膚科受診をおすすめします。

乾癬(かんせん)

乾癬は、白い粉をふく皮膚炎が肘や膝などの刺激を受けやすい部位に好発する病気です。
爪の変形や関節の炎症を伴う場合もあります。また、皮疹(ひしん)が全身に広がったり、膿疱(のうほう)を伴う場合もあります。 乾癬の原因は、完全にはわかっておりませんが、遺伝的な要因に、ストレス、肥満、感染症、薬剤などの要因が加わると発症すると言われています。
乾癬の治療は以下のようなものがあります。
  • ステロイド外用
  • ビタミンD3外用
  • レチノイド内服
  • シクロスポリン内服
  • アプレミラスト内服
  • 紫外線療法
  • 生物学的製剤(アダリムマブ、インフリキシマブ、ウステキヌマブなど)
以上のような治療があります。それぞれに長所、短所があり、皮疹の状態や関節症の有無などを考え、治療法を選択します。 当院では、上記のうち、外用、内服、紫外線療法を中心に行っております。
また、乾癬は、肥満やそれに伴う合併症と相関があることがわかっております。
当院では、標準治療に漢方薬による治療を併用する(乾癬の場合は煎じ薬をおすすめしております)ことで、からだの中から炎症を鎮め皮膚症状を軽減します。

掌蹠膿疱症(しょうせきのうほうしょう)

掌蹠膿疱症は、手のひら(手掌)と足のうら(足蹠)に膿疱(中に”ウミ”がたまった水ぶくれ)ができる病気です。ちなみに”ウミ”の中には”バイ菌”はいません。
はっきりとした原因は不明ですが、原因として以下のようなものが考えられています。
  • ステロイド外用薬
  • 活性型ビタミンD3外用薬
  • 紫外線療法
上記のような治療で改善しない場合は、当院では漢方薬による治療を併用しております。
漢方薬による治療を併用する(煎じ薬をおすすめしております)ことで、からだの中から炎症を鎮め皮膚症状を軽減します。

じんましん

じんましんの特徴は、痒みを伴う盛り上がりのある皮疹が数時間後には消退する(多くは24時間以内)ことです。
原因としては以下のようなものが挙げられます。
  • 食物(青魚、肉、大豆、小麦、ソバ、タケノコ、エビ、カニ、果物など)
  • 食品添加物(人工色素、防腐剤など)
  • 植物、昆虫(イラクサ、ハチなど)
  • 感染症(細菌、ウイルス、寄生虫など)
  • 薬剤(鎮痛薬、抗生物質など)
  • 物理的刺激(圧迫、寒冷、温熱、日光など)
  • 運動・発汗
以上のような原因が考えられます。アレルギー性の場合は、血液検査やプリックテスト(原因として疑われる物質を皮膚にのせて針でついて皮膚の反応をみる検査)等で判定します。
ただし、検査をしても原因不明の場合も数多くあります。
じんましんの治療は抗ヒスタミン薬や抗アレルギー薬で行いますが、以下のような生活上の注意も重要です。
  • 魚介類や肉類はできるだけ新鮮なものをとる。
  • 色素や防腐剤を含む食品を控えめにする。
  • 疲労やストレスが増悪因子となるので、ゆっくり休む。
上記のような方法でも治らない慢性じんましんの場合は、当院では漢方薬の併用をおすすめしております。漢方薬を併用することでじんま疹が出にくくなり抗アレルギー薬を減量・中止できることがあります。
漢方治療をご希望の方は是非ご相談ください。

水虫

白癬菌という菌が足に感染したもの(足白癬)を俗に”水虫”と言います。
爪に感染したもの(爪白癬)は”爪水虫”と言われます。
白癬菌は主に皮膚の表面にある角層に感染しますので、体や手にも感染します。
水虫の診断と治療の流れは以下のとおりです。
  • 検鏡: 水虫のように見えてそうでないことも多くありますので、まずはしっかりとした診断が大切です。
    病変部の一部を採取して顕微鏡で白癬菌を同定して診断を確定します。
  • 外用薬: 通常の水虫であれば外用薬を根気よく塗り続ければ完治します。
  • 内服薬: 角質増殖型など特殊なタイプである水虫の場合は外用薬が著効せずに内服薬が必要な場合があります。また毛や爪に白癬菌が感染している場合も内服薬が有用です。
ただし、内服薬は副作用や他の薬剤との飲み合わせの問題があります。
当院では上記のような診断と治療を行っております。
水虫でお困り方は是非ご相談ください。